プラスチック(樹脂)製作のメカニズムを調べる

射出成形には特殊な方法もある

射出成形は、単二形を作るだけではなく色々な外観や機能を持たすことができる特殊な手法も用いることができます。これは他の成形手法でもある押出成形などでは困難な美観や機能などに関わる様々な付加価値を製品に付与できるメリットでもあり、インサート成形などはその代表的な特殊な射出成形といえます。インサートは入れ込むなどの意味を持つ言葉になるわけですが、射出成形前に事前に金属製のネジもしくはコネクタのピンなどを金型内部に仕込んでおいて、流れ込んだ樹脂材料がこれらの部品と一体化して固定される、このような原理を持つのがインサート成形の特徴です。力がかかるようなネジ山が金属製になると強度を持たせることができますし、ネジの種類を変えればオスとメスのネジを同時に作ることも可能です。

ちなみに、樹脂材料は電気を通さない絶縁体ですからコネクタピンなどを入れた状態で加工を行えばピンの固定だけでなく絶縁も同時にできるなどのメリットもあり、車の部品や電子機器のハーネスなどの部品製造で活用されています。フィルムインサートやフィルムインモールド成形は、加飾成形と呼ばれる手法で外観に模様を付けたいときや文字などを転写したいときに使用される手法です。模様の中には表面がざらざらのような手触りになるシボなどがありますが、金型内部に模様が付いているフィルムをセットしてから射出成形を行う、これにより樹脂とフィルムが一体化されてシボなどの模様を付けることが可能です。

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